耳を塞がなくても音が聞こえることが強みの骨伝導イヤホン。
耳の中が蒸れず、1日中つけていられると多くの方が言っています。
農家の私は1日中イヤホンを装着していることが多く、まさに自分にぴったりなガジェット。
話を聞く分にはメリットが多い骨伝導イヤホンですが、実際に使い始めると3日で使わなくなりました。
そのワケをグチ混じりに語ります。
購入した骨伝導イヤホン
「はいはい。安物買いの銭失いだろ?」と思ったそこのアナタ。残念、そこそこ評価の高いやつを購入しました。
AfterShokzのOpenMoveという骨伝導イヤホンです。
1万円くらいですが、色々な人のレビュー記事やレビュー動画を見てコスパが良さそうと思って購入したワケ。
別に商品自体の操作性とかは問題ないんだけど、今回はそもそも骨伝導イヤホンが合わない人がいるよって話。
低音が出ると頭痛、吐き気がしてくる
骨伝導イヤホンの仕様上、肌に当たっている部分が振動して音が伝わるワケです。
音量が低めだとあまり違和感はありませんが、聞こえづらいと感じて音量をあげると明らかに震える感じがわかります。
要はこめかみにスマホのバイブを当てられている感覚。
脳に近い部分なので、ずっと当てていると酔うような気持ち悪さが味わえます。
人間の声であれば問題ないですが、低音ガンガンの音楽とかはきつい。
別に身体に悪いわけではないってのは別記事で解説しています。
首の後ろのケーブルが邪魔すぎ
ケーブルレスに慣れすぎているせいか、襟やマフラーに干渉してくるのが地味にストレス。
慣れてくれば問題ないかもしれませんが、外した後も収納場所に困るほどかさばります。
筋トレの時も一見邪魔になりにくそうですが、インクラインダンベルフライの時にベンチにコード部分が干渉しました。トレーニーは注意してください。
ケースがないタイプは充電がダルい
やっぱりね、ケースに戻すと充電ができるっていうのは正義です。
使い終わったらケースに戻すだけで次に使う時には満タンの状態で使える。これが当たり前だと思っていたら骨伝導イヤホンを使うのはツラい。
骨伝導イヤホンはもちろん充電ケースがないし、本体のバッテリー持ちが通話無しで6〜8時間とかそこらだから使い終わる度に充電しないと次の日に使えない。
この前レビューしたSOUNDPEATS Capsule3 Proなんかバッテリー持ち52時間持ちだからね。1ヶ月で何回充電するよって感じよね。
今回の機種はUSB-Cで充電できるからいいものの、専用充電器が必要なモデルもあるので注意が必要です。
当てている部分が普通に蒸れる
耳の中に入れ込むタイプは耳の中が蒸れるので、外耳炎のリスクがあります。
だからこそ骨伝導イヤホンを使いたいと思う人も多いでしょうが、肌に接触する部分がメッシュ素材とかではないので、汗をかいたら普通に痒くなってくる。
ランニングや肉体労働はかなり汗をかくので、肌が弱い方は赤くかぶれるかもしれません。
あと、頭の形にもよりますが長時間つけていると接触部分が普通に痛い。
だって紙コップでさえ引っ掛けれるんですよ?人間の頭じゃそりゃ痛いさ。
普通に嫌悪感を抱く人間もいる
耳にぶっ刺すタイプのイヤホンをつけたまま話すと、「いや、イヤホン外せよ」って嫌悪感を抱かれるケースは多いと思います。
いかに外音取り込み機能が進化してきたとはいえ、インナーイヤー型を使用しているとはいえ、相手方がガジェオタで「お、その機種ならこちらの声が聞こえるな」とはならないワケ。
それは骨伝導イヤホンにも言えること。耳は塞がっていませんが、相手方は音楽を聴きながら自分と話をしていると思われても仕方がないです。
3日しか使っていませんが、実際にそういったケースに遭遇しました。(妻と知り合い)
イヤホンつけたままで私と会話できるんだ?ちゃんと話聞いてるの?(威圧感)
会話中に「ところで、そのイヤホンから何か聞いてるんですか?」
音楽も聞いてないし耳も塞がってないけど、他人には関係ないんだなぁ・・・
音楽鑑賞には不向き
耳が塞がってないのに音が聞こえるって電脳空間にいる感じとよく表現されます。
けどその音質はというと、ポータブルラジオのような荒めの音質。(もちろんイヤホンのグレードにもよる)
低音を響かせると頭痛が襲ってくるし、耳を塞いでないから臨場感も薄い。
音楽を楽しむというより、優しめなBGMかラジコを聴く用途に向いていると感じました。
要は使い分けろってこと
カナル型にインナーイヤー型、今回の骨伝導イヤホンと選択肢が増えたのはいいことですが、全てに長所と短所があります。
音漏れが気になるならカナル型、気軽に音楽を楽しみたいならインナーイヤー型、耳を塞ぎたくないなら骨伝導。
初めて骨伝導イヤホンを使った結果は残念でしたが、私個人の話なので今回のデメリットが気にならない方もいるでしょう。
私も1機種だけで骨伝導を否定せず、色々試してみたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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