いつもコスパがすごいと豪語しているSOUNDPEATSから、2022年最後にすべりこみで新商品が発表されました。
SOUNDPEATS Capsule3 Proです。
またまた1万円以下でLDAC、高性能なノイキャン、最大52時間持ちのバッテリーを搭載した高コスパTWS。
正直、今年のSOUNDPEATSイヤホンで最高の出来はAir3 Deluxe HSと思っていましたが、最後の最後までワクワクします。
スペックはかなり尖っていますが、実際の実力やいかに。
メーカー様からの提供品ですが、一切忖度する気はありません。
SOUNDPEATS Capsule3 Proのスペック
なんと言っても目を引くのは1万円以下でLDAC(ハイレゾ)に対応していることでしょう。LDACを搭載している機種が珍しい時代ではありませんが、1万円以下というというのはなかなかお目にかかれません。
それに加えて最大43dBのハイレベルなノイズキャンセリングに、弱点であった風雑音除去に対応。SOUNDPEATSのノイキャンは屋外では使用しづらかったので嬉しいです。
また、バッテリー持ちも最大52時間と異次元で、1週間充電無しでも乗り切れるほどのスタミナを誇ります。
防水もIPX4と多少雨に濡れる程度であれば全く問題ありません。
あると便利な機能は控えめだけど、1つ1つの機能が尖っていて面白い機種だね!
SOUNDPEATS Capsule3 Proの外観
ケースはつや消しの樹脂製でサラサラとして指紋がつきづらいのがGood。
画像では分かりにくいかもしれませんが、ケース裏面にはピンクゴールドの枠にSOUNDPEATSの刻印があります。
ブラックとゴールドを組み合わせることが多いSOUNDPEATS製品の中でもピンクゴールドは新しいですね。
ケース中央には残バッテリーを示すインジケーターがあり、緑→橙→赤の順番に変化します。
イヤホン本体はピンクゴールドの中に蛇の鱗のような模様があり、結構ツヤツヤと光ります。
イヤホン上部と下部にはマイクが搭載されていますね。
充電方式はUSB-Cです。ワイヤレス充電には対応していない点に注意。
充電口には傷つき防止の加工が施され、高級感を演出しています。
細かいポイントだけど、今回の機種は気合の入り方が違うね。
ケースサイズは最近のイヤホンの中では比較的大きめ。
長時間バッテリーを実現するために、大きめのバッテリーが入っているのではないかと推測できます。
SOUNDPEATS Capsule3 Proの同梱物
同梱物はイヤーピースが3種類と取扱説明書、充電ケーブルと必要最低限ですね。
もちろん取説は日本語に対応しているので初心者の方も安心ですよ。
SOUNDPEATS Capsule3 Proの装着感
イヤーチップが楕円形寄りの形状なのでフィット感は良好です。スティック部分の長さも普通。
遮音性が高いので、ノイズキャンセリング性能を十分に引き出していますね。
スティック型なので耳に引っ掛けるように装着でき、装着していても重量感を感じることはありませんでした。
SOUNDPEATS Capsule3 Proのノイキャン性能
ノイキャン性能はハッキリ言ってかなり強いです。
風切り音軽減機能もバッチリ働いているので、屋外での使用も余裕でこなせます。
ノイキャンがついていても、屋外使用に向かない(風切り音を軽減できない)イヤホンもあるよ。
スペック上も最大−43dBとかなりの高水準。(1万円以下ではなかなか−42dBを越えてこない)
高音は流石に除去しきれませんが、家電の駆動音や生活音はほとんど聞こえないレベルに除去できます。
この性能であれば「ノイキャン効かねぇな〜」と言う人はいないはずです。
SOUNDPEATS Capsule3 Proの外音取り込み性能
外音取り込み機能は普通に使用できるというレベルの仕上がりです。
音を小さめにしておけば、イヤホンを装着していても人の声は十分に聞き取ることができますよ。
ノイキャンの効果が高いため、外音取り込み機能を妥協しなかったのは非常に嬉しいポイントです。
SOUNDPEATS Capsule3 Proの音質
音質はLDAC(ハイレゾ)を搭載しているだけあり、繊細な音が鳴る印象です。
低〜高音域まで問題なくこなしますが、どちらかというと中音に寄ってバランスよく鳴ります。
まず1万円以下でハイレゾ対応がおかしいレベルなので、文句のつけようがないです。
専用アプリでイコライザーをいじることにより、さらに細かく音を調整することもできますよ。
SOUNDPEATS Capsule3 Proのマイク品質
やはりスティック型ということもありマイクの品質は良好です。
通話時のノイズ除去効果も強めで、通話相手からも聞き取りやすいとの評価を受けました。
テレワークでも問題なく使用できますが、もはやテレワーク特化機能であるマルチポイントさえあれば最高でしたね。
専用アプリ「SOUNDPEATS」について
専用アプリではイコライザーの調整やゲームモードのON・OFF、ワンタップ操作の無効化ができます。
イコライザー?そんなのよくわからん!
そんな方でも、元々用意されているプリセットから選べばモウマンタイ。この音が好きだな〜というやつを選べば、より音を楽しめますよ。
ios環境ではタッチ操作の変更をすることはできなかったので、気になる方は注意してくださいね。
SOUNDPEATS Capsule3 Proの価格
参考価格は8,480円と、円安で高価格化が進むイヤホン界隈では良心的です。
SOUNDPEATS製品は参考価格で販売されることは少なく、大幅引きされるのでさらに安いでしょう。
セール耳であれば7,000円前後か、6,000円台を狙えるとさらに良いですね。
SOUNDPEATS Capsule3 Proの気になる点
ズバリ、便利な機能が物足りないことです。これはSOUNDPEATS特有の欠点というべきかもしれません。
今の時代は絶対につけて欲しいマルチポイント、ケーブルレスを実現するワイヤレス充電、イヤホンを外した時に自動で再生を停止する脱着センサーなど、たくさん便利な機能があります。
ハイレゾやノイキャン機構にコストが割かれるのだと考察できますが、もう少し機能性が欲しいところ。
コスパオーディオメーカーの筆頭クラスなので、ついつい期待しちゃいますね。
せめて!せめてマルチポイントをくれ!
SOUNDPEATS Capsule3 Proの総評
2022年の終わりにSOUNDPEATSでも最高水準と言えるTWSをぶっ込んできましたね。
価格こそ1万円以下に抑えているものの、性能は1万円以上と言っても良いのではないでしょうか。
あまりお金を使いたくないけど、高性能なノイキャンに加え音質もハイレゾ級でないと満足できない方にもおすすめです。
ここまでレベルを引き上げてくると、黙ってないのが他社コスパ中華メーカー。
2023年はどんな競争が繰り広げられるのか。ガジェット好きとしては楽しみでなりませんね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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