ラウンド型(丸型)のスマートウォッチといえばMi Watch。
1年前の機種であるのに、その勢いはまだ衰えません。
どこを見てもMi Watch、Mi Watchというワードに辟易してきたこた(@kotakotafarm)です。
他にラウンド型の候補はないの?
そんな方にチェックしてもらいたいスマートウォッチが、Amazfitの最新モデル「GTR 3」
エレガントな見た目に長時間駆動のバッテリー、最新のヘルスケア機能を搭載。
上位機種にAmazfit GTR 3 Proも用意されていますが、違いやいかに。
Zepp Health Corporation様より商品を提供いただき、レビュー記事を作成しました
提供品でも忖度するつもりは毛頭ないよ!
Amazfit GTR 3を買うべき人
・オンオフ兼用で高級感のあるスマートウォッチを探している
・睡眠分析を高精度で計測したい
・ワークアウト性能は最高水準のものを求める
・バッテリー持ちは少しでも長い方が良い
・飽きっぽいタイプで進化するスマートウォッチが欲しい
Amazfit GTR 3のスペックをざっくり解説
目を見張るべきは非常に長いバッテリー持ちでしょう。
検証結果は後述しますが、1週間以上のバッテリー持ちは安心感がありますね。
防水規格はお馴染みの5ATM。常温であれば水道水で洗っても大丈夫な性能です。
最新の生体認証センサーに5つのポジショニングシステムを搭載し、ヘルスケア面も最高水準。
弱点らしい弱点は無いと言い切れるね。
Amazfit GTR 3の外観
ケース材質は航空機グレードの質が高いアルミニウムを使用。
サイドボタンの上部は回転式クラウンになっており、ディスプレイに触らずともスクロールすることができます。
ディスプレイは非常に解像度が高く、ケース材質と相まって非常にエレガントな仕上がりです。
ベルトは普通のシリコンだけど、サラッとしていて安っぽくないよ。
ケース背面はマットな色合いの樹脂を採用しています。
軽量化と耐久性を実現するための試みといったところでしょうか。
ベルトもワンタッチで交換でき、革や金属製のベルトと交換してもシックにキマるでしょう。
金属の重厚感がありますが、大きさの割に軽量です。
装着時の違和感は全くなかったよ!
付属品は充電器と取扱説明書が同梱されています。
画像の通り完全日本語対応なので、初めてスマートウォッチを購入する方も安心ですね。
ディスプレイサイズの割に本体が薄く小さいので、腕が細い方でもよく似合います。
ラウンド型はどうしても大きくなりがちなため、老若男女使用できるデザインは貴重です。
Amazfit GTR 3のバッテリー持ち
公称値は標準仕様で21日間(ハードな仕様で10日間)です。
個人で使用環境が異なりますので、今回は3パターンでバッテリーの消費を検証しました。
・常時点灯なし、ワークアウトなし→8%消費
・常時点灯なし、ワークアウト30分→14%消費
・常時点灯あり(5:00〜21:30)、ワークアウトなし→15%消費
※心拍測定10分間隔、睡眠分析ON、ストレスチェックON、血中酸素濃度自動測定ON、通知50件/日程度
21日間のバッテリー持ちを実現させるためには、機能を絞る必要があるようです。
使える機能をフルに使用しても1週間はバッテリーが持つので、非常に優秀なバッテリー持ちであることがわかります。
時間指定しているものの、常時点灯機能を使用しても1週間近くバッテリーが持つのは安心ですね。
Amazfit GTR 3のユニークな機能
スマートウォッチの基本的な機能に加え、ユニークな機能も備わっています。
今後のAmazfit製品にも搭載されると思われますが、非常に便利な機能が目白押しです。
ワンタップ測定
心拍数、ストレス値、血中酸素濃度、呼吸の回数(分)をワンタップで同時に計測します。
約40秒かかりますが、本来は1項目ずつ計測することを考慮すれば楽チンです。
計測時間が短縮されればもっと実用的になりますね。
アプリの追加
本来備わっている機能とは別に、後付けで機能を追加することができます。
少しずつ増えていくことが期待されるため、進化し続けるスマートウォッチと言えますね。
スマートアラーム
アラームに設定した時間の30分前から、睡眠が浅くなった時にアラームが鳴るよう設定できます。
結構寝たはずなのに、なんか目覚めがすっきりしない・・・
このようなことが日常茶飯事の方にとって、最高の機能になることは間違いありません。
今後のスマートウォッチにはぜひ標準搭載されて欲しいですね。
Amazfit GTR 3のワークアウト性能
生体認証センサーには最新の6PD BioTracker™ PPG 3.0を採用しています。
ワークアウトモードは150種類以上を搭載し、非の打ちどころがありません。
お手軽に正確な測定ができるとのことですが、実際の精度を徹底検証しました。
歩数計測
GTR 3 Proはすさまじい精度を誇っていましたが、GTR 3も同レベルの精度を記録しました。
もはや歩数計キラーと言っても差し支えないレベルの性能です。
正確な歩数を自動でアプリに記録してくれるから、ヘルスケアが捗る捗る!
※歩数の計測はオムロンの歩数計を使用しています
心拍センサーの性能
心拍センサーはGTR 3 Proと同じセンサーを採用。
Amazfitのスマートウォッチは急激な心拍数の上昇が苦手な印象ですが、本機は十分に追従できました。
※比較対象には高精度心拍センサーのPolar H10を使用しています
低〜中強度心拍トレーニング(ウォーキング&ジョギング)
最高心拍数を少し高めに計測しているものの、心拍数の増減は追従できています。
グラフの形を見ても動きがほとんど同じなので、軽めの運動であれば正確なデータが取れるでしょう。
高強度心拍トレーニング(100Mダッシュ×5本)
追従が非常に困難な高強度心拍トレーニングも実施しました。
使用しているアプリが違うので、グラフの形が違うのはご愛嬌。
こちらは最高心拍数が少し低めに計測されましたが、しっかりと山の形ができて追従できています。
よって、低〜高強度まで計測できる優秀なセンサーであることがわかりました。
同じセンサーなのにGTR 3 Proよりも精度が良い気がする。個体差かな?
GPS計測
5つのポジショニングシステムを贅沢に使用しているため、位置情報の測位がとても早いです。
精度が悪い場合は歩道から外れてしまうのですが、正確に位置情報をとらえています。
スマホを持ち歩かずとも運動した距離がわかるので便利ですね。
運動後にアプリとペアリングすれば、自動でデータを同期してくれるよ。
Amazfit GTR 3のSpO2(血中酸素濃度計測)
比較対象として、医療機器認証を取得しているドリテックのパルスオキシメーターを使用しました。
計測は静止時に約15秒で完了するので、スムーズに計測できます。
24時間の自動計測もできるので、いちいち手動測定する面倒さもありません。
肝心の精度ですが、平均して誤差1%以内と非常に高精度。
睡眠時無呼吸症候群の疑いや、某ウイルスの対策にも一役買ってくれそうです。
医療機器として使用することはできないので、過信は禁物です
Amazfit GTR 3の睡眠分析機能
ヘルスケアに力を入れているだけあって、睡眠分析も非常に優秀です。
深い眠りなどの一般的な項目はもちろん、注目すべきは呼吸の質を分析してくれる点ですね。
睡眠時無呼吸症候群やいびきの解析など、客観的に知ることができる機能が備わっています。
20分以上の短い睡眠を仮眠として計測するようだね。
Amazfit GTR 3の価格
価格は34,800円と決して安くはありません。
Amazonでは最安価格は29,860円を確認できましたので、タイムセールなどのイベントを狙うのが吉です。
ポイントを絡めるのであれば、楽天市場やPayPayモールもオススメ。
Amazfit公式ストアがクーポンを発行していることがあるので、忘れず適用させましょう。
お買い物マラソンなどのイベントを利用すれば、実質的にAmazonよりオトクですね。
中古価格
フリマ相場で22,000円前後で推移しています。
新品価格より1万円程度安く購入できますが、上記の通り海外ECなどで購入されたものは保証が受けられないので注意が必要です。
いずれにせよ高い買い物となるので、国内正規店でポイントを絡めて購入する方法が安心ですね。
Amazfit GTR 3の気になる点
強いてあげるならば価格が高いところでしょうか。
上位モデルであるGTR 3 Proとの価格差が5,000円しかなく、Pro版も選択肢としてアリです。
Proほど多機能である必要はなく、長時間バッテリーを求める方はGTR 3を選べば間違いないでしょう。
Amazfit GTR 3 Pro及び人気機種との比較
スペックを比較してみるとGTR 3 Proがほんの少しだけ薄い作りになっています。
Mi Watchと比較すると1㎜も薄いので、相当スリムであることがわかりますね。
画像で比較すると、ケースサイズが大きいMi Watchの存在感が一番大きいです。
GTR 3シリーズはケースサイズが小さくとも、ディスプレイサイズが同等以上なのでスタイリッシュで無駄がありません。
画面占有率が高いってことだね!
機能面や外見など、Pro版との比較の詳細は別記事にてまとめます。
Amazfit GTR 3の総評
ポイントを絡めて実質3万円を切る価格でありながら、2022年現在でも最新機能が満載のスマートウォッチです。
シックなアルミボディで、どのシチュエーションでもキマるデザイン性も良し。
ワークアウトに睡眠分析も高精度で計測できるので、ヘルスケアの良きパートナーになるでしょう。
アプリ追加などの新要素も期待できますし、進化するスマートウォッチは愛着が湧くこと間違いなしです。
今回もありがとうございました。
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