こんにちは!こた(@kotakotafarm)です!
スマートウォッチに初挑戦してみたいけど・・・
Apple Watchみたいな形は周りとカブるから嫌!
だけどあまり予算はかけたくない!
このように感じた方はいらっしゃいませんか?
確かにApple WatchないしはApple Watchに似た形状のスマートウォッチ多く、ガジェット好きでなければ四角形のスマートウォッチは全てApple Watchに見られてもおかしくはありません。
腕時計のようなスマートウォッチを安く試したい方に向けたスマートウォッチがあります。
それが「SOUNDPEATS Watch2」です。
SOUNDPEATSはコスパの良いオーディオ機器を手がけるメーカーですが、スマートウォッチの完成度は?
購入するに値するか、徹底的に検証しました。
【忙しい人向け】SOUNDPEATS Watch2を買うべき人
・Apple Watchに似た形状のスマートウォッチは避けたい
・予算¥5,000以下で十分に使えるスマートウォッチを探している
・安くても信頼できるメーカー製のモノが欲しい
IP68等級であれば、水で洗い流す程度なら全然大丈夫だよ!
SOUNDPEATS Watch2の外観
ケース素材は樹脂ですが、メタリック調なのでぱっと見は金属のようにも見えます。
値段なりに安っぽさはなく、デザインに関してかなり頑張っている印象を受けました。
ディスプレイの指紋は目立つものの、屋内での視認性に問題はありません。
背面は充電の接点と、心拍センサー及びSpO2(血中酸素濃度)計測用のセンサーが搭載されています。
素材は一般的な樹脂ですが、指紋が目立ちにくい素材なのでお手入れはカンタンです。
内容物は説明書と充電ケーブルのみのシンプルな構成です。
格安ガジェットは説明書が日本語に対応していないものが多いですが、完全日本語対応です。
充電ケーブルの磁力は強めで、一度装着すれば簡単に外れることはありません。
格安系のスマートウォッチは磁力が弱く、気づいた時に外れている残念なものあるので嬉しい仕様ですね。
ワイヤレスイヤホンで培われた充電の技術が生かされているように感じました。
本体素材に金属を使用していないため、スクエア型の割に軽いです。
手に取った時の重量感がないのでチープに感じますが、大きさの割に腕に巻いていても疲れません。
男女別の装着イメージです。
こう見るとラウンド型にしては、女性でもあまり大きさを感じさせない絶妙なサイズ感ですね。
腕周り14.5センチではベルトの穴がギリギリでしたので、細身の方は注意が必要です。
幸いにもベルト交換はワンタッチでカンタンですので、ベルトの長さや質感が気に入らない場合は交換するのも手です。
SOUNDPEATS Watch2のバッテリー持ち
バッテリー持ちに関しては公称で7日間とされていますが、通常使用で1日あたり20%前後ずつ減少していきました。
バッテリー持ちに関するスペック詐欺が横行する中で、ほとんどスペック通りのバッテリー持ちであることは好感が持てますね。
ワークアウトを40分ほど行なった場合は、1日のバッテリー消費が30%程という結果になりました。
相当機能を絞らなければ、1週間バッテリーを持たせることは厳しいと言って良いでしょう。
SOUNDPEATS Watch2のワークアウト性能
ワークアウトモードは以下の12種類です。
一般的に使用されるワークアウトは一通りカバーされていますね。
・ランニング
・ウォーキング
・サイクリング
・ハイキング
・エアロバイク
・ヨガ
・室内ランニング
・フリートレーニング
・体操
歩数の精度
計測にはオムロンの歩数計を使用し、約20分のワークアウトを行いました。
歩数の精度は+0.87%と脅威的な精度を叩き出しており、信頼できる歩数計として活用することができそうですね。
心拍数の精度
心拍数の計測には高性能心拍センサーの「Polar H10」を使用しています。
今回は低強度→中強度の運動と、100mダッシュ×5の高強度心拍トレーニングを行いました。
※接触部を冷やすと心拍の精度が悪くなるとのことで、手首まで保護する手袋を装着して測定しています。
心拍測定(低〜中強度)
アップに7分間ウォーキングを行い、その後は軽くジョギングに変更しています。
SOUNDPEATSはウォーキングの段階で心拍数が100を超えるほど上昇しており、最大心拍数が174とダッシュした時と同程度の記録がされています。
一方Polar H10はウォーキング→ジョギングでの心拍数の変化を確実に捉えており、最大心拍数は151と軽く息切れするレベルの心拍数であることがわかります。
低〜中強度の心拍数は追うことができていませんね。
心拍測定(高強度)
100mダッシュ×5の高強度トレーニングを行って計測しました。
Polar H10は回数を重ねるごとに心拍数が上昇していることに対し、SOUNDPEATS Watch2はダッシュ3本目が低く計測されており、最大心拍数が150付近で停滞していることがわかります。
心拍数のアップダウン自体は捉えているものの、低〜高強度トレーニングを通して精度が高いとは言えませんでした。
GPS精度
GPSは内蔵されていないため、お手持ちのスマートフォンのGPS性能頼りとなります。
位置情報を取得したい場合、スマートフォンを持ち歩く必要がありますので注意が必要です。
運動中にスマートフォンを持ち歩くことが苦ではない方は問題ありませんね。
SOUNDPEATS Watch2の睡眠測定精度
腕に装着して寝るだけで睡眠時間の計測を行うことができます。
本体が軽いこともあり、ラウンド型の形状でも違和感を感じずに眠ることができました。
入眠、起床共に誤差は±5分以内に収まった印象で、精度はそれなりに良いと言えます。
※2時間30分以上の睡眠時のみ計測されるため、仮眠には対応していません。
SOUNDPEATS Watch2のSpO2(血中酸素濃度)精度
SpO(血中酸素濃度)の計測には、医療機器認定を取得しているドリテックのパルスオキシメーターを使用しています。
結果は以下の通りです。
計測は平均して40秒ほど待たされる印象です。
5回計測して、パルスオキシメーターと同じ数字を計測することはなく、あまり精度が高くないことがわかりました。
むしろ、低価格のスマートウォッチにSpO2計測機能を盛り込んだことに企業努力を感じますね。
医療機器認証を取得していないから、あくまでおまけ程度だね。
SOUNDPEATS Watch2の価格
定価は¥4,580であるものの、定期的にタイムセールで値下がりしています。
最安時の価格は¥3,435と非常に安価なため、気になる方はタイムセールを待つことをオススメします。
通知の確認など基本的な機能は兼ね備えているので、この価格であればラウンド型の入門機としてはアリですね。
SOUNDPEATS Watch2の中古相場(2022.01時点)
発売から日が浅く、フリマに中古があまり落ちていない現状です。
メルカリ相場で¥2,500前後で販売済みになっており、新品価格と比較すると¥1,000程度安く入手できますね。
発売から日が浅く、バッテリーの消耗も少ないことが予想できるので、中古品も視野に入れてOKです。
SOUNDPEATS Watch2の気になる点
¥3,000台の格安スマートウォッチに文句を言っても仕方ないですが、どうしても見過ごせない点がありましたので紹介します。
通知センターに即アクセスできない
物理ボタンに割り振られた機能が「戻る」、「電源のON・OFF」しかなく、下からスワイプでメニューを開くため、一発で通知センターにアクセスできません。
通知の確認は、スマートウォッチの機能の中でもかなり重要な役割を占めるので、この利便性が落ちるとストレスを感じやすいですね。
次回作の操作割り振りには期待したいところです。
アプリの完成度が少し低い
睡眠時間の測定時に睡眠スコアが出なかったり、全体的にグラフが見づらかったりと、アプリの完成度が少し低めです。
睡眠分析の画像を例に挙げますが、ぱっと見でグラフが見づらいと感じませんか?
まだ3作目のスマートウォッチなので仕方がないとも言えますが、少しずつ改善して完成度を高めてほしいですね。
SOUNDPEATS Watch2の総評
通知の確認やアラームなど、必須と言える機能は揃っているため、¥3,000台のスマートウォッチとしては十分な性能です。
アプリやUI周りが荒削りで、次回作に期待という点で成長が楽しみとも言えます。
文句も言いましたが、「超低価格帯の入門機」という括りでは、上位と言っても過言ではないクオリティなのは間違いありません。
スマートウォッチ選びに悩んでいる方は以下の記事も参考にしてくださいね。
今回もありがとうございました!
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