【Amazfit GTS2 miniレビュー】溢れる高級感。男女ともにオススメ!

スマートウォッチで「コスパ最強」と言えばどの機種を思い浮かべますか?

世間一般的には「Mi Watch」や「HUAWEI Band6」が有力です。

知っている人からすれば耳タコすぎて少し飽きている状態じゃないでしょうか。(私もその一人です)

コスパを謳うほとんどのスマートウォッチが上記2機種の牙城を崩せない中、非常に良いスマートウォッチを発見しました。

それが「Amazfit GTS2 mini」です。

なぜコスパ最強の2機種と渡り合えると思ったのか、徹底検証の結果を解説します。

目次

【忙しい人向け】Amazfit GTS2 miniざっくりまとめ

Amazfit GTS2 miniのスペック表
メリット

・¥9,999とギリギリ1万円を割る価格でお求めやすい

・ライバル機と比較してアルミ筐体を採用しているためデザイン性が頭一つ抜けている

・AOD(常時点灯)で使用してもバッテリー持ちが良い

・睡眠分析(無呼吸症候群の測定)が優秀

・ポモドーロタイマーが便利

デメリット

・付属のシリコンベルトが薄くて安っぽい

・動作感が少しニブい

・心拍測定の精度が悪い(運動強度を上げると追従できない)

こた

ベルトを革ベルトに変更すれば、アルミ筐体と相まって時計が引き締まって見えるよ!

動作感のニブさは省電力性が高めている要因だから、一概にデメリットとは言えないかも。

高強度のトレーニングでは心拍数を追従できなかったから、ワークアウト主体で使用したい場合はオススメできないかな。

Amazfit GTS2 miniの外観

注目すべきは、1万円を切っているにも関わらずアルミを採用したボディということです。

ディスプレイのフチをカットしてあるので、のっぺりとせず高級感がありますね。

有機ELディスプレイで高解像度なため、ドットを視認することはもはや不可能。

もちろんボタンまでアルミを採用しており、この価格帯では頭ひとつ抜けた高級感を感じます。

裏面は樹脂ですが、光沢感のある素材を採用しており安っぽさを感じさせません。

しかし、光沢があるため指紋がつきやすく、こまめなメンテナンスは必須ですね。

付属品は説明書と充電器のみです。

説明書は日本語対応されていなかったので、日本語説明書が必要な方はネットで検索してくださいね。

同期は特殊な操作を必要としないので、説明書が必須とは思えませんでした。

ベルトはワンタッチで外すことができるので、交換はカンタン。

ベルトの幅も20mmと一般的なので、革や金属ベルトに変更しても面白そうですね。

時と場所に合わせてベルトとウォッチフェイスを変更すれば、一本で何役もこなせて頼もしいです。

初めて持った時の感想は「薄っ!」でした。

時計本体が薄く作られており、腕に巻いた時も重くて違和感を感じることはありません。

男性の着用イメージ(腕周り17.5㎝)
女性の着用イメージ(腕周り14.5㎝)

個人的に一番注目のポイントです。

スマートウォッチは視認性の観点からディスプレイが大型化する傾向にあり、女性には大きいモデルが多すぎます。

その点Amazfit GTS2 miniは小ぶりなデザインですので(イメージは500円玉より少し大きいくらい)、男女問わず使用できるスマートウォッチと言えますね。

Amazfit GTS2 miniの注目すべき機能

価格の割に優秀な機能が多く標準搭載されています。

どれも日常生活に溶け込むムダのない機能で使い勝手が良いです。

ポモドーロタイマー

通常のタイマーとは別にポモドーロタイマーが標準搭載されています。

別にスマホでもできるじゃん!」と思いがちですが、ボタン長押しのショートカットに割り当てることで、より迅速にタイマーを起動できるので便利です。

ポモドーロ・テクニックにより、集中して作業をしたいときに活用すれば作業が捗ります。

こた先生
こた先生

【ポモドーロ・テクニックとは?】

25分作業→5分休憩
短時間で集中を繰り返すことで生産性を高める技術のことだよ!
スマホアプリでも使えるから一度試してみてね。

睡眠ログ(無呼吸症候群)の測定

通常の睡眠計測に加えて、無呼吸期間の計測を行うことができます。

通常の睡眠計測でも「深い眠り」、「覚醒」、「REM睡眠」を全てとらえていますね。

私の場合は起床1時間前に無呼吸になる期間が存在するようです。

「寝苦しくて目が覚めるのかな?」という気づきが発見できたので、思わぬ収穫でした。

音声アシスト(Alexa)

AIアシスタントのAlexa(アレクサ)日本語版に対応しています。

ホーム家電に連携すれば電気をつけたり、タイマーを音声で設定できるので便利です。

ボタン長押しのショートカットにも設定できるので、日常生活に溶け込んでくれますね。

こた

1万円以下のスマートウォッチに日本語版アレクサ搭載とは・・・。

Amazfit GTS2 miniのバッテリー持ち

使用者の使用環境によって異なりますが、省電力性能が高く、長時間バッテリーを実現しています。

【使用環境】
・心拍数の計測→10分間隔
・睡眠ログ→ON
・ストレスモニタリング→ON
・自動調光→ON
・AOD(常時点灯)→OFF

この設定でワークアウトを使用しない場合、1日あたり8〜10%ほどバッテリーが減少しました。
公称14日間のバッテリー持ちとのことですが、ほとんど間違いないと思います。
AODを使用しない場合は約2週間のロングバッテリーで実用性が高いです。

AOD(常時点灯モード)使用時

6時間で約10%バッテリーが減少しました。
AODを有効にする時間帯を設定することができるので、アクティブな時間(6:00〜18:00など)だけ有効にすれば約4日ほどバッテリーが持ちました。
バッテリー消費と引き換えに、使い勝手が格段に良くなるのでオススメの機能です。
AODでケタ違いのバッテリーを持つスマートウォッチが気になった方は、以下の記事もチェックしてみてくださいね。
同メーカーの商品ですが、低価格で異次元のバッテリー持ちを実現したスマートウォッチです。

Amazfit GTS2 miniの歩数精度

今回からオムロンの歩数計を使用して計測しました。結果は以下の通りです。

オムロンAmazfit GTS2 mini誤差
3,524歩3,253歩–271歩(−7.6%)

お世辞にもあまり良い結果とは言えませんね。

できれば±5%以内に収まれば良かったですが、歩数計測はおまけ程度という結果になりました。

Amazfit GTS2 miniのGPS精度

GPSGLONASSを搭載しており精度は良好。

位置情報をつかむ時間は、平均して15〜20秒ほど待たされる印象です。

通ったルートをズレ無く追従しているため、電波を掴みやすい場所であれば正確なワークアウトができますね。

Amazfit GTS2 miniのSpO2(血中酸素濃度)精度

ドリテックのパルスオキシメーター(医療機器認証済)を使用して計測を行いました。

数値としてはパルスオキシメーターとほとんどズレがなく、精度は良好という結果になりました。

※医療機器認証を取得していないため、あくまで参考程度です

Amazfit GTS2 miniの価格(中古相場)

Keepaより転載

定価は¥12,800ですが、割引クーポンが適用されて常に¥9,999で購入することができます。

1万円を超えると嫌でもMi Watchと戦わなければならないので、絶妙な価格設定がなされていますね。

タイムセールなどは関係なく、常に1万円を下回っているため手が出しやすいです。

Amazfit GTS2 miniの中古相場(2022.1.6時点)

フリマ相場で¥6,500〜¥7,500を推移しており、リセールは60%前後です。

発売から1年異常経過しているため、中古は手を出しやすい価格に落ち着いていますね。

「1万円近い出費はちょっと・・・」という方は、中古を視野に入れると手を出しやすくなりますよ。

安く本体を購入して、新品のバンドを購入すればまだまだ現役で使えます。

※保証期限が近い可能性がありますので、購入から日が浅いものを選びましょう

Amazfit GTS2 miniの気になる点

¥9,999という価格で質感と機能も十分な本機ですが、気になる点がありましたので紹介します。

コストカットされた部分が目についた印象です。

ベルトが少し安っぽい

ベルトは柔らかい普通のシリコンですので、傷がつきやすいです。

軽量化を意識した薄めのベルトなので、ヘビーに使用する方は1年程度でボロボロになる可能性があります。

ベルトはワンタッチで外れる仕様になっていますので、替えのベルトを用意しておくと良いですね。

コストカットが目立つ部分ですが、時計本体はアルミを採用した高級感のある仕上がりですので、ベルト次第で時計全体がグッと引き締まります。

動作感が少しニブい

おそらくコストカットを意識して、1世代前のソフトを積んでいるようです。

しかし、定価が¥12,800ということもあり、そこらのエントリー機よりぬるぬる動くのでほとんどの方は気にならないでしょう。

あえて高性能なソフトを積まないことで省電力性が向上しており、価格とのバランスが取れているため、良い面に作用しているとも言えます。

心拍測定の精度が微妙

心拍測定の精度はあまり良いとは言えません。

ワークアウトを重視する方は、別のスマートウォッチを選ぶことをオススメします。

今回から高精度心拍センサーの「Polar H10」を使用してデータを計測しました。

計3回の計測を行いましたので、以下に結果をまとめます。

・低強度トレーニング(ウォーキング)

Polar H10
Amazfit GTS2 mini

まずは手始めにウォーキングを8分ほど行いました。

Polar H10の動きと似ており、低強度トレーニングでは十分に追従できていることがわかります。

普段の運動が軽めである方は問題なく使用できそうですね。

・中強度トレーニング(ジョギング)

Polar H10
Amazfit GTS2 mini

次は少しだけペースを上げて、10分ほどジョギングを行いました。

最初の4〜5分は問題なく追従しているのですが、それ以降は全く逆の動きをしています。

実際に5分ほどで少しペースを落としたので、Polar H10のデータが正しいですね。

運動強度を上げると追従が難しいのかもしれません。

・高強度トレーニング(100Mダッシュ×6本)

Polar H10
Amazfit GTS2 mini

次は100Mダッシュ×6の高強度トレーニングを行った結果です。

Polar H10はダッシュした6本とも確実に追従しており、非常に正確なデータがとれました。

一方Amazfit GTS2 miniは序盤に心拍数が下がり続けており、ほとんど追従できていません。

3種類の結果から、運動強度が増すごとに正確性が失われることが分かりました。

【番外編】ライバルとの比較

こう見るとHUAWEI Band6が強すぎるように見えますね。全体的なスペックはMi Watchも高いです。

Amazfit GTS2 miniは画面サイズが大きいことしか強みがないように見えますが、本機の強みはケースの絶妙なサイズ感と、アルミを採用した事による質感の良さ。

他2機種と比較して価格も中間なので、コスパ求める方は一考の余地ありと言えます。

Amazfit GTS2 miniの総評

約1年前に発売しているにも関わらず、なぜMi WatchHuawei Band6の影に隠れているのか不思議な商品です。

Amazfit GTS2 miniより新しい商品も発売しているものの、2万円を超えるため価格がネック。

必要十分な機能は備わっており、上記2機種とデザイン性が異なるので知名度が上がってほしいですね。

価格と性能のバランスを考えると完成度の高さに驚いた商品でした。

今回もありがとうございました!

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