こんにちは!こた(@kotakotafarm)です。
突然ですが、睡眠に関しては投資するべきと言われていますよね。
最近はお金系のYouTuberが「お金をかけるべきアイテム◯選!」というコンテンツで、よく高価な寝具が取り上げられています。
高価な寝具を使って「よく眠れた!」と言っても、それはあくまで体感であり、プラシーボ効果かもしれません。
じゃあ睡眠データはどうやって取ればいいんだよ!
そんな時こそスマートウォッチの出番です。
今回は安価で睡眠計測に特化した「OPPO Band Style」というスマートウォッチを紹介します。
OPPO Band Styleを買うべき人
・なるべく装着感の軽いスマートウォッチが欲しい
・睡眠時無呼吸症候群、いびきの計測がしたい
・1本のスマートウォッチでフォーマルもスポーツもこなしたい
・予算が¥5,000以下
OPPO Band Stylesのスペック
注目すべきは、睡眠時のみSpO2(血中酸素濃度)をリアルタイムで計測できるという点です。
このトガった性能が、この機種のアイデンティティとも言えます。
睡眠時の血中酸素濃度が90%以下の状態を数回計測すると、睡眠時無呼吸症候群の恐れがあると言われており、日々の生活に多大な影響をもたらします。
睡眠時無呼吸症候群に関してはDクリニック東京様を参考にしました。
防水性能も5ATMに対応し、水道水でジャブジャブ洗っても問題ないほどの防水性能。
安価でも有機ELの美しいディスプレイを堪能できるのは嬉しいですね。
OPPO Band Styleの外観
大きな特徴として、ストラップが2種類同梱されています。
こちらはStyleストラップといい、材質は一般的なTPUではなくコストがかかるフッ素ゴムです。
非常に滑らかでサラサラな触り心地であり、他社のスマートバンドと差別化していますね。
フレーム部分はアルミ合金で、スマートバンドのスポーティすぎるイメージを払拭するデザインです。
こちらはスポーツストラップといいます。
材質は一般的なTPUですが、こちらも肌触りへのこだわりが見られます。
ストラップを買い足さなくても、フォーマルとスポーツで使い分けることができるのは嬉しいですね。
裏面には心拍センサーと血中酸素センサーを搭載。
ケース素材もツルツルとした質感で高級感があります。
Styleストラップ使用時はケースがむき出しの状態ですので、ケース全体の質感が高められているのはGOODポイントです。
【同梱物】
・スマートウォッチ本体
・Styleストラップ
・スポーツストラップ
・充電器
・説明書(日本語対応)
・クイックスタートガイド
ストラップが2本付属してるだけあって、付属品が充実しているように感じますね。
保証期間は12ヶ月あるので安心です。
充電方法は台座にはめて行うタイプです。
Styleストラップであれば、ストラップを外さなくても充電することが可能。
スポーツストラップの場合、ストラップを外して充電する必要があります。
スマートバンドというジャンルのため、重量もかなり軽いです。
Styleストラップは、金属が使用されているため、スポーツストラップと比較して少し重量がアップします。
とはいえ、27gであればほとんど装着している感覚がありません。
バンド型なので男女問わずに着用できますね。
Styleストラップのカラーを黒にした場合は、フレームがシルバーになり、締まった印象になります。
※Styleストラップのフッ素ゴムは素材の性質上、洗剤との相性が悪いです。洗浄したい場合は水洗いにしておきましょう、
OPPO Band Styleのバッテリー性能
公称は最大12日間ですが、実際の使用では1週間程度という印象です。
ウリである秒単位の心拍測定とSpO2測定をオンにすると、1日に40%前後消費しました。
常時計測すると裏側のセンサーが光り続けるので、バッテリー消費が激しいのは仕方がないですね。
OPPO Band Styleのワークアウト性能
【ワークアウトの種類】
・屋外ランニング
・屋内ランニング
・脂肪燃焼ランニング
・ウォーキング
・屋外サイクリング
・屋内サイクリング
・エリプティカル
・ローイングマシン
・クリケット
・バドミントン
・スイミング
・ヨガ
・フリートレーニング
合計で13種類あり、一般的な運動は備わっています。
ローイングマシンやエリプティカルなど、ジムでも対応できますね。
歩数計測
歩数の計測にはオムロンの歩数計を使用して計測しています。
誤差は±10%以上開いており、精度はあまり高くないことがわかりますね。
加速度センサーの完成度が低いのかもしれません。
心拍計測
秒単位の心拍計測ができても、精度が低ければ使い物になりません。
高性能心拍センサーのPolar H10を使用して比較検証を行いました。
低〜中強度トレーニング(ウォーキング→ジョギング→ウォーキング)
10分程度、軽めの運動を行って計測しました。
最大心拍数はズレがあるものの、心拍数の推移は似ており、軽めの運動では精度が高いことがわかります。
高強度トレーニング(100Mダッシュ×5本)
次に100Mダッシュ×5本の高強度トレーニング(HIIT)を行いました。
心拍数が急上昇するトレーニングですので、Polar H10のように山ができるのが正解です。
OPPO Band Styleは緩やかに心拍数が上昇しており、捉えることができていません。
安静時心拍数の計測に向いていることがわかりました。
GPS計測
GPSは搭載されておりませんので、スマホに搭載されているGPSを使用して計測します。
スマホを同時に持ち歩く必要があるため、ランナーの方には不便かもしれません。
心拍モニタリングの結果から、ウォーキングなどの軽めの運動に向いていることがわかるので、デメリットとは言い難いですね。
OPPO Band StyleのSpO2(血中酸素濃度)精度
測定には15〜20秒ほど待たされる印象です。
毎秒ごとのSpO2の測定を強みにしているので、できれば±1%以内に抑えてほしかったですね。
医療機器認証を取得してないから、スマートウォッチの数値は参考程度にしてね。
医療機器認証を取得しているドリテックのパルスオキシメーターを使用して検証しています
OPPO Band Styleの睡眠計測
この睡眠計測という項目が、OPPO Band Styleの真骨頂です。
睡眠時のみリアルタイムで血中酸素濃度を測定するため、無呼吸期間のモニタリングを行うことができます。
当然ながら眠っている時は意識がないので、詳細なデータを後で確認できるというのは大きな強みです。
¥5,000以下でこの機能は唯一無二だね。
¥10,000以上でもバッテリー持ちの観点から敬遠されがち!
OPPO Band Styleの価格(2022.02.01時点)
参考価格は¥4,480ですが、Amazonでは平均的に¥4,000程度で販売されています。
タイムセールで¥3,000台前半まで値下げすることもあるので、気になる方は要チェックです。
ベルトが2種類同梱されていて、有名メーカーのスマートウォッチが新品で¥3,000台って相当コスパが良いです。
初心者でも手が出しやすいですね。
OPPO Band Styleの中古相場(2022.02.01時点)
フリマ相場で¥2,500〜¥3,000で販売履歴があります。
正直、Amazonで¥3,000台で購入できることを考えるとオトク感は薄いですね。
補償の観点からも、新品を選んだ方が無難でしょう。
OPPO Band Styleの気になる点
低価格なのであまり求めすぎてもいけませんが、見逃せない点を2つ見つけたので紹介します。
通知が不安定(iPhone)
iPhoneとの相性が良くないのか、通知がこなかったり、すぐに表示されない時があります。
通知が遅れる場合は、約10秒程度のラグがあるという感じです。
スマートウォッチを使用する上で非常に重要ですから、通知が来ない時のストレスは半端ではありません。
充電器の使い勝手が悪い
秒単位の心拍測定とSpO2計測がウリの商品ですが、使用に伴って必然的に充電頻度が多くなります。
スポーツストラップを使用する場合は、ストラップを外して充電する必要があるので面倒です。
台座タイプのストラップではなく、使い勝手の良いマグネットタイプの充電器がよかったですね。
(スタイルストラップを装着したまま充電することが想定されていないのでしょう)
OPPO Band Styleのライバル
ここまで睡眠にトガらせたスマートウォッチは他に存在しません。
スマートバンドという括りで比較する場合はHUAWEI Band6が挙げられますが、価格帯と形状が異なるので比較しづらいです。
睡眠に特化させた唯一無二のスマートバンドと言っても良いでしょう。
OPPO Band Styleの総評
スマートバンドはディスプレイサイズや機能を絞ってバッテリー持ちを向上させることがセオリーですが、良い意味で裏切ってくれました。
HUAWEI Band6が大暴れしているせいで影に隠れていますが、安価でレベルの高い睡眠データを取りたい方にはぜひ手に取って欲しい1本です。
OPPOのスマートウォッチはまだまだラインナップが少なめですが、今後注目していきたいと思います。
今回もありがとうございました!
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