コスパオーディオメーカーとして有名なSOUNDPEATSから新たにラグジュアリーなイヤホンが発表されました。
SOUNDPEATS Engine4です。
「Engine」シリーズは価格を抑えつつ、ダイナミックドライバーを2つ搭載しているのが特徴の機種。
ガジェットとして機能性も向上し、煌びやかな本体と合わせて所有欲をそそる1品に仕上がっています。
では早速レビューしていきましょう。
サンプル品を提供いただきましたが、忖度するつもりは一切ありません。
SOUNDPEATS Engine4のスペック
SOUNDPEATS Engine4の大きな特徴は4点。
- LDAC (ハイレゾ)
- 長時間バッテリー
- マルチポイント
- ノイキャン非対応
1万円以下でLDAC!なんちゅうコスパや!
と1年前は騒いでいたのに、当たり前のようにぶっ込んでくるようになりました。(結構すごいことなんですよ?)
LDAC対応のスマホを使っている方であれば超高音質で音楽を楽しむことができます。
音楽の再生時間は驚異の12.5時間。ノイキャン機能がないので、安定したバッテリー持ちを実現しています。
また、前々から口うるさく言っていたSOUNDPEATSマルチポイント非搭載問題に終止符が打たれました。
2台の端末に同時接続できるので、スマホとPCに同時接続してPC作業をしつつ電話に出たりと非常に使い勝手が良いですよ。
SOUNDPEATS Engine4の外観
ケースの外観は煌びやかな光沢仕様になっており、自分が反射で映るほどキラキラしています。
指紋は目立ってしまうものの、高級感という面では1万円以下のTWSではかなり上位ではないかと思います。
充電ポートはUSB-Cで底面に搭載。充電ポート横のボタンはペアリングに使用するボタンです。
イヤホン本体はダイヤモンドカットされており金属と見間違うほどの質感です。
ケースを開いた状態ではケースを自立させることはできません。
若干イヤホンが取りづらく感じますが、取り外し方は後述します。
スケルトンで中身が見えるようになっており、男心をくすぐるデザインになっております。
ノズル部分は短めで、装着感は浅め。かと言って頭を振ってもイヤホンが落ちることはありません。
イヤホンが耳の奥に入ると不快感を感じる人にはうってつけといえますね。
取扱説明書は上蓋に収まっていました。大体はイヤホンの下とかに入っているので、「取説がない!」と慌てないように注意喚起しておきます。
内容物は特に説明することもありませんね。
イヤーピースは本体装着分を含めて3種類。取説はもちろん日本語対応しています。
SOUNDPEATS Engine4の音質
ダイナミックドライバを2つ搭載していることもあり、中低音が非常に豊かです。音場も広め。
LDAC搭載も相まって高音質であることは間違い無いですね。
また、専用アプリでEQもかなり細かく操作できるので、自分好みに音をカスタマイズすることも可能です。
聴覚テストを行ってAIが自分に合ったEQを作成してくれたり、面倒な人はプリセットもあるので自由度は高め。
この時代には珍しくANCも外音取り込み機能もありませんが、機能面の物足りなさを音質とカスタマイズ製でカバーできている感はありますね。
SOUNDPEATS Engine4のマイク品質
マイク品質はそこそこ良好です。少しの雑音程度であれば全く問題なく音を拾うことができました。
はっきりと声を拾うことができますが、環境音に対するノイキャンはあまり効かない印象でした。
マルチポイント接続でテレワーク利用もこなせますが、雑音には気遣いが必要でしょう。
クーポンでクッソ安くなる
気になる価格は通常価格8,480円と高くもなく安くもない感じです。
ですが、SOUNDPEATSといえばクーポンで超お得に買えることも魅力の一つ。
なんと今回はクーポン利用で5,936円で購入できます。これは安い。
クーポンコード:ENG4BLGA
※Amazonリンク先の20%OFFコードと併用できます
※6/27〜6/30まで
音質特化のイヤホンが5,000円台で購入できると考えればついついポチりたくなりますね。
SOUNDPEATS Engine4のデメリット
ここからは使っていて不便に感じたことを正直に述べていきます。
ケースからイヤホンを取り出しづらい
イヤホン本体は指紋がつきづらくてサラサラしているので、引っ掛かりがなく少し取り出しづらい印象を受けました。
取り出す際のコツはイヤホンを指でつまむのではなく、下からクイッと持ち上げるイメージです。
マグネットの強さは普通程度なので簡単に持ち上がります。
勢い余って落とさないように注意してくださいね。
耳から結構飛び出す
ビジュアル面の問題です。イヤホンが結構耳から飛び出す印象を受けました。
装着感が浅めであることもあり、安定感という面では激しいスポーツ用途には向かないかもしれません。
ダイナミックドライバーが2つ入っていることもあり、イヤホン本体が大きくなってしまうのはしょうがないことです。
むしろドライバーが2つ入っている割にコンパクトだと感じたけどね。
【余談】音質重視だと自社にライバルが・・・
ちょっとここからは余談なのですが、Engine4は出す時期が若干悪かったのではと考えています。
それは同社で最近発売された「Opera」シリーズの存在です。フラッグシップモデルとして歴代最高レベルの仕上がり。
正確にはドライバーの構成などで音の傾向は違いがあるものの、一瞬聞いただけで明らかにOperaの音質が良いとわかるほどです。
マルチポイントがある分、機能面ではEngineに軍配が上がるものの、お互いに音質重視に設計されており機能面はあまり重視されないでしょう。
提供してもらっていてなんですが、Engine4は強みが弱い感じです。
「音質重視でTWSは1つだけで良い!」と言う方には間違いなくOperaがオススメ。ANCもついてますし。
逆に1万円程度でありながら高級イヤホンレベルの音質で、自社製品を潰しているのでは・・・と心配です。
SOUNDPEATS製品に絞らず、中途半端に2〜3万出すならOperaを買った方が財布も耳も幸せになれますよ。
クーポンを考慮すれば倍近く価格が違うから、予算次第ってのもあるけどね。
SOUNDPEATS Engine4のまとめ
最後の最後で違う製品の方が良いと言い出したわけですが、迫力のある低音が魅力の商品です。
SOUNDPEATS製品にも待望のマルチポイント接続が搭載され、使い勝手も向上させてきました。
ガジェットとして進化したEngine4。初めてのイヤホンを探している方には機能性が物足りませんが、豊かな低音を楽しみたいサブのイヤホンを探している方にオススメの一台です。
何よりクーポン利用で5,000円台にまで下がるので、Operaを買うほど予算がないと言う方にはオススメです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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