コスパ最強のスマートウォッチというと、ついつい疑ってかかるこた(@kotakotafarm)です。
今回は2021年でベストバイと騒がれた、コスパ最強と呼び名の高いMi Watchを取り上げます。
なぜコスパ最強なのか?本当に誰にでもおすすめできるのか、細かく検証しました。
結論、機能豊富で目立った弱点がなく、デザイン性、スペックともに優秀です。
初めてのスマートウォッチを検討している方、乗り換え先を検討している方もぜひ検討してくださいね。
【忙しい人向け】Mi Watchを買うべき人
・予算は1万円程度
・初めてのスマートウォッチ選びで後悔したくない
・ワークアウト性能は高い方が良い
・AOD (常時点灯機能)は欲しい
・フォーマル、カジュアル兼用のデザインが良い
Mi Watchの外観
ケースは樹脂ですが、つや消しのマットな加工がされており、樹脂特有のチープさを感じさせません。
ボタンは側面に2つあり、上のボタンがメニュー兼ホームボタン、下がワークアウトへのショートカットです。
ワークアウトのボタンには赤色のアクセントがついており、良くも悪くもワンポイントおしゃれなデザインとなっています。
人によってはスポーティすぎるかも?
ベルトはTPUですが、さらさらとした素材で非常につけ心地が良いです。
ワンタッチで簡単に交換でき、革ベルトや金属のベルトともマッチしますね。
ディスプレイは有機ELディスプレイを搭載しており、解像度が高いことも相まって非常に高精細で見やすいです。
最近ではTFTもレベルが高くなっていますが、有機ELは色彩が優れるため、搭載してくれると嬉しいですね。
操作感はとても軽快で、ほとんどカクつかないのでストレスがありません。
内容物はスマートウォッチ本体と説明書、専用の充電ケーブルのみのシンプルな内容。
説明書もバッチリ日本語対応しているので、初めて購入する方も安心です。
Mi Watchのバッテリー持ち
バッテリー持ちはスペック値で16日間と十分です。専用の充電ケーブルで充電でき、フル充電までの時間は約2時間。
磁力もかなり強く、ぶら下げても台座から落ちてしまうことはありません。
バッテリー持ちが優秀なので、15分ほど充電すれば1〜2日バッテリー切れることがないのは安心です。
Mi Watchのワークアウト性能
スポーツモードを合計で117種類搭載。
使用頻度の高いランニングなどはもちろん、マイナーなスポーツまでもカバーしています。
検証結果をまとめると、総合的なワークアウト性能は非常に高いです。
歩数の精度
歩数の検証には、オムロンの歩数計を比較対象として検証しています。
軽い運動ですが、Mi Watchは歩数計とほとんど差がなく、優秀なセンサーを搭載していることがわかります。
同社のRedmi Watch2 LiteやMi Band 6と比較しても格段に精度が高く、私が検証してきたスマートウォッチの中でもTOP5に入る精度の良さです。
もはや歩数計を購入する必要はないように感じますね。
心拍精度
心拍測定には高精度心拍センサーのPolar H10を使用しています。
いつも通り、低〜高強度の運動を測定して検証しました。
結論から言うならば、心拍精度は非常に良いです。
ウォーキング→ジョギング【低〜中強度トレーニング】
使用しているアプリが違うので見え方に違いがあるものの、グラフの形はほとんど同じです。
最大心拍数も大きくずれていないことから、軽めの運動であれば高精度で測定できることがわかります。
100Mダッシュ×5本【高強度トレーニング】
この高強度心拍トレーニングは、中途半端なセンサーでは追うことすらできません。
さすがはコスパ最強との呼び名が高いMi Watch。しっかりとグラフの波ができて計測できています。
最大心拍数のずれもさほどないため、低〜高強度まで計測できるレベルの高いセンサーを搭載していることがわかりました。
GPS精度
GPS、GLONASS、Gallileo、BDSの4つの衛生測位システムを搭載しており、精度が非常に高いです。
測位のスピードも非常に早く、開けた場所であれば一瞬で位置情報を測位できます。
※GPSを使用するとバッテリーの消費が早くなるのでご注意ください
Mi WatchのSp02(血中酸素濃度)精度
比較対象には医療機器認証を取得しているドリテックのパルスオキシメーターを使用しています。
誤差はほとんど±1%以下で、精度は高いといえますね。
医療機器認定は取得していないものの、これだけの精度が出ればおまけの機能とは言えませんね。
Mi Watchの睡眠計測
心拍センサーが優秀なため、睡眠分析も信頼できるデータが取れます。
眠りの深さやレム睡眠、覚醒回数など、非常に細かく計測していることがわかりますね。
残念ながら睡眠時の血中酸素濃度を自動測定する機能はありませんので、睡眠時無呼吸症候群やいびきの検知が目的の方はRedmi Watch2 Liteや、OPPO Watch Freeがおすすめです。
Mi Watchの価格推移
AmazonでのMi Watchの価格は、タイムセール価格で11,000円ほどです。
普段は13,000円ほどで販売されているため、大幅な値引きは期待できません。
そもそもXiaomi製品は新品価格が値崩れしづらく、それゆえに中古相場が高い傾向にあります。
もし自分に合わなかったとしても、リセールが高いと安心して購入できますね。
中古相場(2022.5.03現在)
メルカリの売買履歴をチェックすると7,500円〜9,000円での売買が多いようです。
グローバル版も多く混在してるので、日本発売モデルにこだわりがある方は説明欄を必ずチェックしてください。
同社のRedmi Watch2 Liteとどちらがおすすめ?
価格とデザイン面で明確に差があるため、「Mi Watch一択!」とは言い切れません。
そもそもMi WatchはAmazonのセールでもなかなかセール対象にならず、なかなか手を出しづらい価格です。
一方Redmi Watch2 Liteに関しては1万円を切る価格ですが、少し操作が若干もたつきます。
デザインに関しては完全に形が異なっており、スペックは上位機種であるMi Watchに軍配が上がりますが、Redmi Watch2 Liteも機能面は必要十分です。
価格とデザインで選ぶことが望ましいと言えますね。
Mi Watchのデメリット
完全無欠かと思いきや、デメリットもしっかりと存在します。
人によっては気にならないですが、私が感じたことを正直にお伝えしますね。
本体が少し大きめ
男性が付けても少し大きく感じるので、女性の場合はかなり大きく感じると思います。
重量は軽いので違和感は感じませんが、男性でも腕が細い方はコーディネートの中で時計が浮きやすいです。
バンド型、スクエア型のスマートウォッチと大きさを比較すると、やはり一番大きく存在感があります。
ディスプレイに傷がつく
ゴリラガラス3を搭載しているものの、よく見ると細かい傷がついてしまいました。
ハードに使用してはいないので、ゴリラガラス3では画面保護が不十分です。
傷が気になる方は専用の保護シールか、塗るタイプの保護剤を購入することをオススメします。
スマートウォッチの傷に関する解説も記事にしていますので、気になる方はチェックしてくださいね。
Mi Watchの総評
2022年でも間違いなく買いの商品です。
デメリットを探すことが難しいレベルで、このクオリティがセールなしで1.3万円は恐ろしい。
操作性・視認性・各種精度・バッテリー持ち、どれをとっても最高水準と言ってよいでしょう。
1万円程度のスマートウォッチであれば必ず比較対象とされ、ほとんどが「Mi Watch以下」と格付けされてしまうのも納得の完成度です。
今後Mi Watchと戦えるコスパモンスター出現するのか、むしろどう超えてくるのか?他社の動きが楽しみですね。
今回もありがとうございました!
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